“回” Japan and Korea DENIM Exhibition in Seoul, Korea vol.3

2日目の朝、展示の搬出があったのでホテルから会場まで散歩がてら写真を撮りながら歩いていくことにした。知らない土地に行くとなるべく歩くようにしている。韓国に来てから何人かに薄着ですね、と言われたけど別に寒さに強いわけでもなくただの下調べ不足。ただただ寒かったけど、寒くなったらホットコーヒーを飲むスタイルで凌いだ。しかしこっちの人はみんなよくコーヒーを飲む、しかもサイズがでかい、極寒の外でも普通にアイス飲んでる人もいる。カフェもそこらじゅうにありカフェ巡りだけでも充分楽しめそう。

日本と同じようでどこか違うソウルの街並み。大陸が繋がっていると感じさせられる欧米的なものと親近感のあるアジア的なものが混ざり合っている。ホテルからの2km弱の距離もあっという間だった。

散歩終わりにふらっと入ったカフェのコーヒーが美味しかった。PHAL

搬出の後、BARBERSHOPを訪れ、その後Rekrowメンバーとはお別れ。実質1日とは思えない濃密な時間。
そこからハムさんの車でDemilのアトリエに移動、びっくしりたのは車内がとても広い。写真はないが新幹線の座席みたい、座った前に何もない感じ。
車中ハムさんがいろいろ話してくれた。ソウルの渋滞がすごいこと、デモに備えた警備のこと、日本統治時代の建物のことなど、ほんといろいろ。
アトリエについてからも話が尽きない。十数台並んだミシンにどさっと積まれた半製品の山、しっかり物作りしてる感じがひしひしと伝わるいい作業場。何よりDemilのチームワークがいい、自分もこんなチームが作れたらなと思う。

年代物のユニオンスペシャル

表が襤褸、裏にゴアテックスを使用したサコッシュ

どでかいコーヒーをごちそうになり談笑。何年も使い続けてきた自作のサコッシュを面白がってっくれて、Demilの素材でも作れるよと話したら、じゃあ、ということで大量の端切れを持って帰ることに。

日本のデニム市場は完成されていて、韓国発デニムブランドとしてなかなかが開拓が難しいことや、ソウルで唯一残っていた機屋も閉鎖したことなど、厳しい現状も教えてもらった。
Rekrowの記事で韓国のデニム作りがよく伝わる記事があっののでぜひhttps://rekrow-hiroshima.com/2023/12/10/seoulreport/

ただDemilは精度も高く感度もあって、しっかり物作りしているので今後の活躍が楽しみ。ここのアトリエも移転が決まってるそうで引っ越ししたらお祝いに行こう。

Demilのみんなに別れを告げて、ハンガンの南側にあるセレクトショップW2KEND SHOPへ。ライブソーイングにもきてくれたチョウさんがオーナーで完全予約制で運営している。少ない人数でもしっかり思いを伝えるためだそう。物販だけでなくワークショップなどの体験も通して物のストーリーを伝えている。日本のブランドをメインに取り扱ってるため買い付けでよく日本に来るとのこと。近い将来の再会を誓いお店を後にした。
その後はスミタニさんに会いにBARBERSHOPに戻った。その時googlemapで”BARBERSHOP”と検索したら明洞の散髪屋が表示され(写真がなく)疑問に思うことなくそっちに行ってしまった。いく予定がなかったのでむしろ丁度良いと遠回りしながら散策した。もっとゴミゴミしてる印象だけどメインストリートに屋台があるのはなんかお祭り的でいい。
そこからBARBERSHOPに向かうためタクシーを拾おうと思ったら3連続の乗車拒否にあった。全身ミリタリーグリーンのリュック背負ったおっさんはそりゃ嫌か。
お店についてスミタニさんと再会し、話しそこそこで近所の料理屋に晩御飯を食べに、地元の人しか来ない店らしく隣でマダムが宴会して盛り上がっていた。庶民的でどれを食べても美味しかった。なかなか1人では入らないとこに連れて行ってもらい良い経験になった、ただこの辺りになると店の表示がハングルだけでメニューも何書いてるか全くわからないので何が来ても(特に辛さ)食べてやる勇気とアプリか小さい辞書か必要。
スミタニさんご馳走さまでした。

3日目の朝も写真を撮りながら散歩。ホテルからソウル駅まで歩いてたので結構な距離、なんだかんだで来た時より荷物が増え、持ってきたリュックと手提げがぱんぱんに、ただの筋トレみたいになってたので途中ロッテ百貨店でキャリーケースを買って帰った、今回一番高額な買い物だった。

フライト片道約2時間、時差もない。まわりが週末にふらっと韓国に行く理由が分かった。

韓国語をずっと聴くのも耳心地が良く、語尾の感じは東北の人と喋ってるのと同じ感じだなぁと思ってたらちょうど緯度もそれくらいみたい、地政学的に何かあるのかな。

次はまた違う季節の時に来たい。