刺し子と襤褸を新たに表現したスリッポンを販売
広島県府中市に本社を構えるスニーカーメーカー、株式会社スピングルカンパニー「SPINGLE」と協業し、刺し子と襤褸を表現したスニーカーを販売いたします。
「SPINGLE」のアイデンティティである”バルカナイズ製法”と襤褸の概念を纏った”刺し子”を融合させた一足です。
日本国内ではわずか数社しか製造できないバルカナイズ製法、特にレザーアッパーへの底付けは高い技術、品質を擁し、長年培った技術を活かして製造されています。
■SPINGLE「SP-1044」の商品特⻑
刺し子は、日本の伝統的な刺繍のひとつで、主に木綿が貴重だった時代に東北 地方などで厳しい寒さを凌ぐため、衣服の補強や保温のために重ねた布を縫った ことから発展した技法です。この繰り返し補修された衣類は襤褸(ぼろ)と呼ば れ、その修繕に用いられる使い古した布切れもまた襤褸と呼ばれています。 SPINGLE では、近年アートとしても世界的に注目されているこれら日本の伝統 的な技法やその背景に受け継がれる日本の美学を、今回スニーカーで新たに表現しました。
この取り組みに際し、刺し子アーティストの JunAle(ジュンアレ)氏に監修を依 頼。襤褸の概念は、革が持つ傷や皺に落とし込み、通常では廃棄するそれらの革もこのモデルでは個性として楽しんでいただけるよう無駄なく使用しています。また、それらを縫い、繋ぐステッチは、刺し子をイメージして施しました。ところどころに、ジグザグを描く千鳥縫いを取り入れ、刺し子のイメージをより強調しています。
今回は、完全受注生産によるアッパーをハンドステッチで仕上げたモデルとミシン縫製による2タイプのモデルをご用意しています。
詳しくは会のインタビュー記事をご覧ください。